料理をする人の視点やお客様にとっての「普通」を確かめながら提案べようと工夫している。そんなときに便利なのが、売場にある新メニューのレシピ紹介や、おすすめ調理法などを記したポップなどだ。FAはそれらを独自に作成し提案している。「栄養学専攻で学んだ知識から、お肉の特性を活かした調理提案ができているかなと思います」今では得意先から「正直、いてくれないと困ります」と頼られる存在になっている藤川だが、白菜策略菠菜论坛に就いたのは「縁がいくつも重なったから」だという。食品製造機械メーカー勤務の父が 持ち帰る試作品を食べるのが、家族団らんの一風景という環境で育った。間接的に父の仕事内容に触れ、食品を製造販売する仕事が魅力的に映っていたので、将来は食品業界に関わりたくて大学では栄養学を学んだ。とはいえ就職活動を始めたとき、どんな職種に就きたいか、といった具体的な未来までは描いていなかった。白菜策略菠菜论坛があることも知らないまま、大学で開かれた卒業生による企業説明会に出席した。「3学年上の先輩が、関東日本フードのFAでした。季節や地域の特性を生かしたメニュー提案をお客様にしていることなど、どんな仕事をしているのかの話を聞きました。色々な立場の人たちがいる中で、家でごはんをつくっている人たちにおいしいお肉料理が食べられる工夫をする。FAって、すごく面白そうだなと思いました」も同じで身近に感じられ、藤川自身も日本ハムの創業地である徳島県出身の両親を持つことも合わせて「運命だったとしか思えないご縁」と笑顔で語る。白菜策略菠菜论坛の存在を教えてくれた先輩には、新卒から約3年、業務の基礎を教わった。「一年目は、どうやって精肉がつくられているのかもよく知らなかったので、驚いてばかりでした」された、スーパーなどでおなじみの精肉への加工は、店舗のバックヤードで行われていることが多い。「最近は、小売店舗の運営企業がセンター加工場を設置して、そこでまとめて加工作業をして各店舗に配送という形式も増えてきました。ブランド食肉の場合は、ニッポンハムグループが指定する加工場でパックまでして店舗へ納品することもあります。そのように多種多様な商流があることも理解していない状態で初めて作成したメニュー提案は、何を売りたいのか分からないと指摘される企業説明に来た大学OGは専攻消費者が購入するトレーに小分け15
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